頭皮は約10万個まもの皮脂腺があり新陳代謝が活発な部分です。
なので、きちんとケアしないと頭皮の毛穴に皮脂や汚れが詰まり臭いやべたつきの原因となります。
また、加齢臭と呼ばれる不快な臭いも実は頭皮から多く出ています。
では、頭皮が臭う原因をみていきましょう。
皮脂の酸化
頭皮から分泌される皮脂は、脂肪酸という油で出来ています。
油は時間と共に酸化しやすく、“過酸化脂質”という物質に変わります。
この過酸化脂質が臭いの元となるのです。
例えば、食用の油を放置すると油が酸化し嫌な臭いを発生するのと同じです。
また加齢臭と呼ばれる臭いは、過酸化脂質が科学反応を起こし“ノネナール”と呼ばれる悪臭を放つ物質に変化するのが原因です。
これら臭いの元となる脂肪酸は、年齢と共に増加するため加齢臭が気になってくるのです。
常在菌の増殖
私たちの頭皮には、頭皮環境を保つため常在菌が潜んでいます。
これら常在菌は、皮脂や角質、汚れなどを栄養源としています。
このように、通常は皮脂や角質、汚れを餌とし頭皮を清潔に保っていてくれています。
しかし、栄養源(皮脂や角質など)が多くなると、菌が大量発生してしまいます。
それが原因で、頭皮炎症を起こしたり臭いやべたつきの原因となります。