今すぐ分かる「髪のダメージ度チェック」毛髪診断士が教えるセルフケア法

髪のダメージ度チェック

髪のパサつきが気になるようになった、髪が広がるようになった、髪のまとまりが悪くなった・・・そんな方は髪のダメージ度が蓄積されている証拠かもしれません。髪はとっても繊細でデリケート。日々の雑なヘアケアで知らないうちに髪を痛めているのかもしれません。髪は、死んだ細胞ですので一度傷むと修復不可能です。ダメージが深刻化しないうちに、日々のヘアケア法を見直してみましょう。

セルフチェック~髪のダメージ度を調べる~

まずは髪のダメージがどの程度進んでいるのかチェックしてみましょう。

〇セットをしても髪が広がりやすい

〇手櫛をすると、指が髪にひっかかる

〇髪が切れることがある

〇カラーやパーマを毎月している

〇アイロンをほぼ毎日使っている

〇ドライヤーは髪から乾かす

〇夏は日傘を使用しないことがある

〇プールや海に行くことが多い

〇トリートメントはすぐに洗い流すことが多い

〇ブラシは、ナイロン製を使っている

 

何個当てはまったか数えてみましょう。

0・・・健康な髪

1~2個・・・やや健康な髪

3~4個・・・傷みが進んでいる状態

5個以上・・・髪のダメージが深刻な状態

 

髪のダメージチェック~髪の健康度を調べる~

 

健康で美しい髪は、髪の内部(毛皮質)のタンパク質がしっかりと満たされている状態です。髪の強度や弾力があります。一方で、傷んだ髪は、髪の内部のタンパク質が流出しスカスカの状態。強度や弾力が低下し髪が切れやすくなります。

~チェック方法~

抜けた髪一本を、ティーカップの取っ手にかけて持ち上げてみましょう。健康な髪の強度は、100~150gあります。ティーカップはちょうど、同じくらいの重さですので、健康な髪の場合はティーカップが持ち上がります。逆に不健康な髪(ダメージ毛)は、切れます。

いかがでしたか?ティーカップが持ち上がったら現時点では合格です!

 

髪を傷めないために気を付けるポイント5つ

髪は、薬剤、熱、摩擦、紫外線、に弱いです。その中でも、最もダメージが進むのが薬剤(カラーリングやパーマ剤)、次に熱(ドライヤーやヘアアイロン)、摩擦(タオルドライやブラッシング)、紫外線です。カラーリングやパーマを除き、日々行っているヘアケアが髪のダメージを深刻化させているのです。よって、日々のヘアケアを意識する事が美髪作りの鍵となるのです。

下記の点を意識しましょう。

1、洗髪後は、15分以内に!頭皮から乾かしましょう。ドライヤーは10㎝離して!

髪は濡れた状態だと、キューティクルが開き髪の内部の水分が蒸散しタンパク質も流出しやすくなります。ドライヤーは、15分以内にかけ頭皮から髪の中間、毛先に向かって乾かしましょう。髪を乾かすときは、上から下に向かって、10㎝は離してドライヤーを振りながら乾かしましょう。

2、ヘアアイロンを使用するときは、ヘアトリートメントを塗布。120度以下で素早く!

ヘアアイロンは、髪に大きなダメージを与えます。使用する際は、必ずアウトバストリートメントやヘアオイルで髪をコーティングしましょう。必ず乾いた状態で130度前後で、素早く行いましょう。同じ個所を何度もアイロンをかけると髪が傷みます。髪の束を少なくしてアイロンをかけるとかかりやすくなります。

3、タオルドライは、髪を擦らない!

濡れた状態で、髪をゴシゴシ擦るのはNGです。頭皮は、指の腹でポンポンと水気を取り、髪は擦らず優しく水気を抑えるようにしましょう。タオルは吸水性の高いものを使用しましょう。

4、ブラッシングは毛先から丁寧に!

ブラッシングは、髪のダメージ度が高い毛先から徐々に行いましょう。最後は、頭皮から髪の下に向かってとかしましょう。

5、外出の際は、UVスプレーやヘアオイルで紫外線から保護しましょう!

特に髪が長い方は、紫外線の影響を受けやすくなります。外出の際は、UVスプレーやヘアオイルで髪を保護しましょう。また日傘を忘れずに!

その他、夏はプールや海でも髪のダメージが進みます。上がったらすぐに真水で洗い流すようにしましょう。カラーリングやパーマは2~3か月に1回程度にしましょう。

 

日々のお手入れをちょっと気を付けるだけで、髪のダメージ度は大きく軽減されます。
髪は、一度傷むと元に戻らないからこそ、傷まないように日々意識しましょう!