頭皮マッサージをするのは面倒!そんな方におすすめなのがツボ刺激。足裏のように頭皮は内臓の反射区で沢山のツボがあります。ツボを刺激する事により、気や血のめぐりを良くしたり、内臓を活性化する効果がもあります。本日は、抜け毛や薄毛に効果的な頭皮のツボと正しいやり方についてお話したいと思います。
そもそもツボとは?
ツボというのは、東洋医学から始まり「気血」の通り道である経絡上に存在しており経穴(けいけつ)と呼ばれていています。
例えば、経絡が線路で経穴が各駅のようなもので、全身に約365箇所あると言われています。ツボ(経穴)は、気や血のめぐり、自律神経を整え体の機能を正常に保つ働きをしています。また、各器官や臓器を結びついており、内臓と体表部との連絡窓口ともなっています。よって、ツボを押す事により関連している内臓の機能を正常に保つ働きもします。
このツボ(経穴)に針や灸で刺激を体の機能を調整するのが、東洋医学の鍼灸です。ツボは探すのが難しい感じもしますが、ツボの大きさは100円玉くらいと言われてますので、自分で周辺を指で押すだけでも十分に効果が期待できます。
薄毛や抜け毛に効果的なツボ7つ
頭皮には、約53個のツボがあると言われています。指で刺激するだけで気や血の巡りをよくしますので、抜け毛や薄毛、目の疲れや肩こりなどにも効果があります。ここで薄毛や抜け毛に効果的な主要のツボをぜひ覚えておきましょう。
・百会(ひゃくえ)
頭の中心ラインと左右の耳のラインを十字に交わる点。頭頂部のやや少し後ろ側にあります。ここはエネルギーの中枢のツボとも言われ押すと痛みを感じる方がほとんどですので分かりやすいと思います。自律神経を整え体全体のバランスを整えますので、ここは絶対に指圧してほしいツボです。気や血のめぐりもとても良くなります。
・角孫(かくそん)
側頭部、耳の上の裏側で生え際部分にあるツボです。血行を促進させ首や頭部のコリをほぐします。デスクワークなどで頭皮をスッキリさせたい時にもおすすめです。
・太陽(たいよう)
こめかみの少し下のくぼんだ部分にあるツボで、眼精疲労に効果があります。目の疲れは後頭部や側頭部が凝り血流が悪くなりそれが抜け毛などにもつながります。パソコン作業などが多く目を酷使する方、肩こりの方、心配事が多くかみしめるクセがある方などにもおすすめのツボです。
・天柱(てんちゅう)
首の後ろの生え際で、太い筋肉の外側にあるくぼみんだ部分にあるツボです。首の凝りをほぐし、血流を促進します。自律神経を整え疲労回復にも効くツボです。肝臓の働きを活性する効果もあると言われています。
・肩井(けんせい)
肩の真ん中くらいのあるツボで、肩が凝っている方は痛みを感じます。血行を促進して肩こり改善、頭皮に血流が届きやすくなります。
・合谷(ごうこく)
手の甲側で、親指と人差し指の付け根にあります。反対側の親指と人差し指で挟んで押します。血流を良くし、肩こりや冷え、眼精疲労、頭痛などに効果的な万能のツボです。デスクワークでも手軽にできます。
・湧泉(ゆうせん)
足の裏にあり、足の指を曲げた時にくぼむ場所にあります。髪の毛の成長に関わる「腎」の経絡の流れを良くし気や血のめぐりを整えます。抜け毛や薄毛、白髪予防に。
正しいツボの押し方
ツボは、ゆっくりと息を吐きながら押していきましょう。3秒かけて押して、3秒かけてゆっくり戻しましょう。押す指は、こめかみや耳の生え際などは中指で、肩は親指で押しましょう。また頭頂部など硬さがある部分は、親指の第二関節を使うと力が入りやすいです。
力加減は、痛気持ちよい位がちょうど良いです。アロマを焚いてリラックスしながら行うと自律神経も整いさらに効果が高まります。
ツボを押して気や血のめぐを整える事で、頭皮全体の血流が促進され髪にもよい影響を与えます。
仕事の合間やTVを見ながらでも手軽で簡単にできますので、ぜひ実践してみてくださいね。