毛はどのように生え変わっているのでしょうか?
毛髪には、生えていずれ抜け落ちるという、毛周期(ヘアサイクル)というのがあります。ヘアサイクルには個人差がありますが、一般的に男性の場合は2~5年。女性の場合は4~6年といわれています。
大きくわけて成長期、退行期、休止期に分かれます。
成長期
毛髪を成長させる時期、母細胞が分裂を繰り返しています。
成長期は、約2~6・7年と言われており、髪全体の約85~90%を占めています。
退行期
成長を終えた毛球部が縮小を始める時期で、毛髪を成長させていた毛母細胞の分裂が減少します。
退行期は、約2~3週間で、髪全体の約1%と言われています。
休止期
毛母細胞の活動が完全に止まり、毛髪が頭皮にとどまっているだけの時期で自然に脱毛が生じます。休止期期間は、2~4ヶ月で、髪全体の10~15%といわれています。
退行期や休止期には、ブラッシングやシャンプーなどで髪が簡単に抜け落ちやすくなりますが、1日に抜ける本数が100本以内であれば、特に問題ありません。
また、脱毛が多い方は、成長期が早くなり休止期の期間が長くなります。という事は、休止期の時に、毛が生えてきやすい状態にするために土壌(頭皮)をきちんと整え成長期を長くする事が大切なのです。