硬水と軟水が髪に及ぼす影響・お水と髪の関係とは

硬水と軟水が髪に及ぼす影響

前回の記事にも書きましたが、海外にお住まいお客様より抜け毛が増えたというご相談を受けました。
内容は→こちら。お水がとにかく硬水のため泡立ちも悪く髪もごわつき、きしみがひどいとの事でした。そこで、水と髪の関係についてお話したいと思います。

硬水と軟水の違い、髪に及ぼす影響とは

硬水と軟水の違いとは、水に含まれるマグネシウムとカルシムなどの「ミネラル」の含有量の違いです。ミネラルの含有量が多いと硬水で少ないと軟水になります。日本の水はほぼ軟水ですが、海外(特にヨーロッパや北米)は硬水が多いです。硬水は、ミネラルを多く含むため適度に飲まれる分には胃腸の働きを良くしたり体に良い影響をもたらしますが、髪にとってはあまり嬉しくない効果があります。

マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が髪や頭皮に付着する事で、ゴワツキやすくなったりパサつきを感じるようになります。また、シャンプーの泡立ちも悪くなり頭皮の汚れ落ちも悪くなります。特に石鹸成分は硬水には溶けにくく石鹸カスが頭皮に残ってトラブルなども出やすくなります。
海外に行くと、髪がギシギシゴワツキを感じるのは硬水が大きく関係しているためです。また、ヨーロッパなどは髪を洗う習慣があまりないと言われます。多くても3日に1回、中には週に1回も当たり前のようです。これも硬水によるダメージが関係しているようです。

硬水のごわつきやパサつきを抑える対策法

数日海外に行かれる場合は、シャンプーを変えてみましょう。石鹸シャンプーや硫酸系など洗浄力が強めのシャンプー剤ではなく保湿効果の高いアミノ酸系のシャンプーやトリートメント剤を持参しましょう。また、現地のシャンプー剤は硬水に合わせて作っているシャンプーも多いので、現地で売れているシャンプーを使うのも良いでしょう。

転勤などで数年海外行かれる際は、硬水を軟水に変換してくれる浄水シャワーヘッドもあるようですのでそちらに変えてみる方法もあると思います。価格も13,000円くらいと手頃のようです。
*浄水シャワーヘッドイオナック→こちら

こういったものを賢く利用してみてくださいね。